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暗記が苦手な人は必見!脳科学と記憶と英語とプラスワン英語法

「英語が覚えられない〜!!」
という方はいますか?
「暗記が苦手〜!!!!」
なら、私も同じです。(笑)
プラスワン英語法の禁止三原則では、暗記禁止と言っているので、「暗記せずに英語は話せるわけないだろ!」と怒られることもあります。(笑)
最近、英語プログラムで「脳科学が〜」など、脳科学と英語を関連づけた?商品?教材?を見ます。
プラスワン英語法やスクールなど、Nextepは第二言語習得に基づいてプログラムを組んでいるので、脳科学を最大限活用しています。というより、脳科学を最大限とりいれて言語習得を研究しているのが第二言語習得ですね!
脳科学も英語と同じで知ることが目的ではなく、活用することが大切です。
英語プログラムのなかには、これのどこに脳科学が生かされているんだろ?と思うものもありますし、脳科学の記憶の特徴を知ることで、英語学習やトレーニングにも活用できるので、英語学習と記憶について、ご紹介していきます。
脳の働き、海馬の働きや、短期記憶と長期記憶などの難しい話はせずに、具体的に説明しちゃいます。

脳科学と記憶と英語学習

大前提として、英語を話すために暗記は必要ありません。
「英語は暗記」と考えてしまって作られたプログラムや学習は、暗記をするために脳科学を使ってしまいます。
こんな英語学習していませんか?

  • いっぱい書く。
  • 何度も繰り返し言う。
  • イメージと関連づける。

これらは、少し正解ですが、アウトプットにはあまり役立ちません。
言うことで聴覚を使う、イメージと関連づけるのは暗記に効果がありますが、それはあくまでもインプットに影響があるだけです。たしかに脳科学ですが、活用が違います。
ちょっと覚えやすくなるだけ。
じゃあどうすればいいの?
英語を覚えるためには、これを意識すればOKです!
脳に入れる回数を増やすのでなく、取り出す回数を増やす。
さらにプラスワン(現状よりも少し上のレベル)でイメージや声に出してインプットするのが良いです。
これは脳に「ここを覚えておいてね!」と伝えやすくなります。
たとえば、毎日会う人の名前は忘れませんが、一度しか会っていない人の名前は覚えていないことがほとんどです。
何度も会う人は、何度も名前を言ったり読んだり聞いたりするので、自然と覚えます。
記憶を取り出す回数が多いのです。
人の名前を何度も言って暗記しませんよね?
そして会わない人の名前は忘れていきます。
脳が寝ている間に優先順位を決めちゃっているのです。
これは脳の自然な働きなので、暗記の方法や暗記力、頭の良さと大きな関係はないのです。
「英語が話せないのは自分の記憶力が問題だ!」と考えると、間違った学習法や英語プログラムを選んでしまい、成果がでず、英語嫌いや苦手になっちゃいます。
「英語は暗記」という前提で作られているプログラムは少なくありません。
ちなみに暗記が得意なら、英語が話せるのか?
「暗記は得意なのに英語が話せなかった!!」という人が何人かプラスワン英語法を受講されています。(笑)そして私は暗記が苦手ですが英語は話せるようになりましたよ!

どうすれば暗記せずに英語を覚えられるの?

英語を話すことです。笑

  • 三語文で言いたいことを英語で言ってみよう。
  • 日常で自分の行動を英語で言おう。
  • 英語は使うものだけインプットしよう。
  • 知らない単語はスルーしよう。
  • 自分で文章を作ってインプットしよう。

以前の記事(適切なレベル設定で英会話の成長を感じよう!初心者が目指すのはココ!)でもご紹介しましたが、まず伝わるレベルで言えることを増やす。
英語が言えると取り出す回数が増えます。取り出さないと忘れるので、覚えては忘れちゃうバケツの穴を塞ぐことが大切です。

  • 顔を洗う
  • 歯を磨く
  • 朝ごはんを食べる
  • 仕事にいく
  • ランチの店を探す
  • 電車に乗る
  • 電話をかける
  • メールを送る

いくらでも独り言で英語で言える機会はあります。
レベル設定も自由ですよね。
主語を誰かにする。
He wash(washes) his face.
疑問文にする。
Do you wash your face?
未来系にする。
I will wash my face.
過去形にする。
I washed my face.
オマケをつけて文章をつくる。
I washed my face in the morning.
昼ごはんがlunch(ランチ)というのは知っていますか?
lunchをいっぱい暗記したからではなく、よく聞くよく言うよく使うからですよね。
では問題です。
お風呂から出たときに、
体をふく
英語でなんて言いましょうか。











例: I dry my body (with a towel).
これをお風呂上がりに毎日言えば、必ず覚えます。笑
I dry my hair.とかも言えちゃうかもしれませんね!

プラスワン英語法と英語プログラムと暗記の関係

プラスワン英語法のプログラムでは、毎回品詞をわけて単語のご紹介をしていますが、日本語直訳ではお伝えしません。
そして「びっくりした!」と言われることが多いのですが、「今回100%覚えようとしないでくださいね!」とお伝えします。
2語文をつくるのであれば、2語文の作り方だけできればOK。
単語もあわせて覚えなきゃいけないくらいなら、覚えなくて良いのです。
余裕がある人は単語をインプットできるように、他の使い方を考えたり、さらに余裕があれば発音を気にしたり、時制を変えたり・・というレベル別で取り組めるようにしています。
このレベル設定は暗記とは関係ないですが、脳の働きと大きく関係しています。プラスワンの状態ですね。
「この単語は良く使いますよ!」とはお伝えしますが、「この単語はよく使うので、絶対に覚えておいてください!」とは言いません。
よく使う単語を、プログラムによく登場させます。
プログラムの設計でよく使う英語に出会う回数を増やし、引き出す回数を増やすようにしています。
レッスンで使う単語は、日常で使いやすいものをいくつかご紹介し、その中で自分が使いたいものをピックアップして文章を作成して貰います。
さらに、突然「覚えていますかクイズ」を入れたり、引き出す回数を増やす工夫をしています。
生徒に苦労させるのでなく、プログラムを工夫することで、暗記が不要になります。
脳科学を英語に使うというのは、こういう工夫のことじゃないかと考えています。
プラスワン英語法の禁止三原則には、いろんな工夫が入っているのです。
ちなみに、禁止三原則を勝手に破っちゃう人、高いレベルをやりすぎちゃう人のほうが、英語迷子になりやすいです。(笑)
自分のレベルにあわせて、言われたことだけを、焦らず、楽しく取り組む人のほうが、圧倒的に成長が早いです。
もともとの英語学習や知識は、そこまで成長スピードには影響しないのが、おもしろいところですね!もちろん、知識はあったほうが良いですが、知識が成長の足を引っ張ることもあるので、焦らず、楽しくがベストです♪
ただし!!!
プラスワン英語法Season2(プラスワン英語法卒業生専用プログラム)、プラスワン英語法を卒業してSkypeをしている人、スクール生には、使えるようになったもの以外を使うように加圧します。プラス0は許しません!(笑)
これは私が鬼だからでなく(スクールの生徒に鬼と言われますが・・)、プラス0だと退屈しちゃうのです。だから講師のスキルと(無償のw)愛情が、英語の成長に大きく影響するのですね!