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スティーブン・クラッシェン氏の第二言語習得「インプット仮説」とメリル・スウェイン氏の「アウトプット仮説」

英語習得に「アウトプット」が大切と言われはじめてきますが、英語習得のアウトプットって何でしょうか?
以前の記事(英語が「わかる」と「できる」の違い)でも少しご紹介しましたが、Nextepの英会話スクールや、プラスワン英語法はスティーブン・クラッシェン氏の第二言語習得「インプット仮説」とメリル・スウェイン氏の「アウトプット仮説」をもとに、重森ちぐさやNextepの講師が試行錯誤してつくりました。
第二言語とは、母国語でない言語のことです。日本人は母国語が日本語で、英語は第二言語になります。
実は重森ちぐさは第二言語関係や教育学のマニアです。好きなんですよね。あんなに勉強が嫌いだったのに。(笑)
仮説を試して「できた!」になると、最高です。(笑)
どういう理論で、どう生かしているのか?をご紹介しちゃいます。
英語を話したいのに続かない、英語の成長を感じない・・という方の参考になれば嬉しいです。
スティーブン・クラッシェン氏やメリル・スウェイン氏が、どんなに凄い人なのか?とか人物像は省いて、提唱されている仮説、私がとくに影響を受けたものをかんたんにいくつかご紹介していきます。

インプット仮説

これは、言語の学習者は彼らの現在のレベルより、僅かに高いレベルの言語のインプットを理解した時に進歩するとする。Krashenは、このレベルを「i+1」と呼び、「i」が現在の言語習得のレベルで、「+1」が次のレベルとの差分とした。
wikipedia インプット仮説

+1=プラスワン=プラスワン英語法ですね。ここから名前をとりました。(笑)
そして難しいのでかんたんにいうと、
「ちょっと上のレベルを勉強しよう」
ということです。
この仮説をもとに私がよくお伝えしていることは、こちらです。

  • 無理せず、自分のできることでやる
  • わからないことが多く書いてある本は読まない
  • ちょっとだけレベルアップさせて、「できた」をつくる
  • 自分にあったレベルでフィードバック(評価)を受ける

Youtubeの動画や、無料レッスンでもそうですし、プラスワン英語法の60日レッスンでも同じですが、トレーニングはできるだけレベルを分けてチャレンジできるようにしています。
普段は抜け抜けで周囲に心配されまくりの私ですが、トレーニングは真剣にいろいろ考えていることが伝わったら嬉しいです。(笑)
「できた」をつくりたいためでもあり、ある程度の受講生のレベル差があっても受講できるようにするためでもあり、一度受けたレッスンを少し高いレベルで再チャレンジするためでもあります。
「わかる」を増やすための英語勉強ばかりしてしまったり、知らない英語のフレーズを覚えたりする過程で、「わからない」がでてきちゃって、成長を感じられず、成果を得られないのは、この理論とは逆の方法だからです。
英語学習で無理しないのは「楽しい」を感じるためだけでなく、学習効率をあげるためだったりもするのです。

アウトプット仮説 – 気づきと仮説検証

Noticing function(気づき機能)

Noticing function(気づき機能)とは、学習者は話す、書くといったアウトプットをすることで、自分が伝えたいこと(Want)と、自分の能力で伝えられること(Can)とのギャップに気づくことができるというものです。このギャップに気づくことで、ギャップを埋めるために自分の中で不明瞭となっている知識を補強したり、新たな知識を得たりとインプットへの注意がより促されるようになるとしています。

Hypothesis-testing function(仮説検証機能)

Hypothesis-testing function(仮説検証機能)とは、学習者は何かを話したり書いたりアウトプットをする際に、いつもその中に何らかの仮説を暗黙的に含めており、アウトプットをし、相手からフィードバックを得ることでその仮説を検証し、必要に応じて修正していくことを指します。人はアウトプットの中で自分の文法や単語が合っているかを試し、相手にそれが正しく伝わったか、伝わらなかったかという反応を見ながらアウトプットの改善を進め、その繰り返しを通じて正しい知識を定着させていくということです。
アウトプット仮説とは?第二言語習得に関するスウェインの仮説

似ているので、合わせて紹介。
ちなみにインプット仮説が不十分として提唱したのがアウトプット仮説だったりもしますが、私も同意見です。
だからアウトプットは「フレーズを覚えよう!」でも「リピートアフターミー」でも「DVDをみましょう!」でもなく、フィードバックとセットで、自分で伝えたいことを伝えることがスタートです。
アウトプット=英語を口に出す
ではないのです。
自分で言いたいことを言うことで、「わかる」と「できる」の差に気づきます。その差に気づいてからトレーニングすることと、「●●は▲▲というときに使います。リピートアフターミー」でインプット?したものでは、吸収力が変わります。
トレーニングして、トライして、評価される。
このサイクルです。
できなかったけどやりたいことは、できるようにトレーニングして「できた!」にする。成長を感じられるだけでなく、忘れないですよね!
私が「いっぱい失敗しましょう」というのは「気づき」のためであり、フィードバックを大切にするのは、アウトプットでの成長を増やすためであり、日本人講師を中心にするのはフィードバックを大切にするためです。
余談ですが、脳科学とか大学が〜とかTOIEC●点!とか、いろんな宣伝文を見ますが、「英語は暗記」という前提で考えている人が多いのかなと思います。
「英語は暗記」では話せるようにならないことは、これらの仮説を知らなくても、スクールを持ち、長期的に生徒を教えていると気づきます。私はスクールを運営し、直接生徒を教え続けてきて、本当に良かったと思います。
「英語は暗記」と考えてしまうと、アウトプットは覚えるまで「リピートアフターミー」することだったり、「このフレーズでOK」「よく使うフレーズ」みたいに、覚える量を減らす学習法になってしまいます。
独学が続かない、独学で話すようになるのが難しいのは、フィードバックがないからです。
海外に住んだり、留学することで英語が話せるようになりやすい(話せない人も多いです・・・)のは、フィードバックの機会が多いからです。海外に住むことや留学したことで話せるのでなく、そこで多くの英語を話してきた人が英語を話せるようになります。
ただ、このアウトプット(+フィードバック)はひとつ大きな問題があります。
それは教える側の手間がかかり、講師のスキルと熱意が必要なのです。
リピートアフターミーやテスト形式だと、答えはひとつなので、○か×でOK。多少発音指導するくらいですかね。
生徒が自分で英語を考えると、回答が複数あり、レベルにあわせたフィードバックをするとなると、手間も仕組みも大変なのです。
だから学校で教える仕組みでそこまでできないので、仕方がないとも言えますね。
自分で学ぶ、自分がお金を払って習うときには、アウトプットがきちんとできるか?で、判断することをオススメします。

アウトプット仮説 – メタ言語

Metalinguistic function(メタ言語的機能)とは、学習者はアウトプットによって自ら学んだ言語について意識的に省みることができ、その自身のアウトプットを制御し、言語に関する知識を内面化することができるという機能のことを指します。アウトプットをすることで、インプット時には目が向かなかった細かい文法ルールなどにも意識が向くようになるというのはまさにこのメタ言語的機能が働くからで、人は自ら話したり書いたりする内容をメタ視点から振り返ることで、学んだ内容を定着させているのです。
アウトプット仮説とは?第二言語習得に関するスウェインの仮説

難しいですよね。(笑)
ただ、このメタ言語機能も大切なのです。
2つ具体例をご紹介します。
1つ目。「単語もほとんど覚えていないから、まずは単語を覚えたほうがよいですか?」という質問には「まずは知っている単語で、できるをつくるトレーニングをしましょう」と回答します。
「単語がわからないのに、英語を話せるわけないでしょ!」
と言われますが、「できる」を増やしながら単語を増やすほうが、メタ言語機能を使えるので、簡単で楽しく忘れにくく単語を増やせられるからです。もちろん単語も文法もいっぱい使えたほうが良いので、順番の問題ですね。
「英語を話せるようになってから、単語や文法を増やしましょう!」
という回答で正解ですかね。(笑)
ちなみに、私が知っている単語はそこまで多くないです。(笑)
2つ目の具体例として、プラスワン英語法ではシンプルな3語文を「できる」ようにするために、その3語文が回答になる質問文をつくったり、3語文を疑問文で返すトレーニングなどをします。簡単な文章をこねくりまわします。(笑)
これはいろんな角度から文法を「使って」、メタ言語機能を活性化させて、英語の構造や文法を3語文やシンプルな英語を使って、定着させるためです。
●●という単語(フレーズ)の意味は、▲▲。
こういうときに使いましょう!
は暗記です。定着ではなく記憶ですよね。
定着させるためには、メタ言語機能をうまく使えるトレーニングを!楽しくできるのがオススメです。

まとめ

こういう仮説や理論も英語学習と同じで「わかる」のでなく「できる」ようにして、具体的にどうトレーニング(レッスン)にしていくか?が大切です。
実際にトライしてみて、結果を見る。そして再チャレンジしてチューニングしていく。
そういう意味でスクールを運営してきたこと、生徒と向き合ってきたこと、きちんと成果を出してくれる生徒がいたことが、凄く幸せです。
そして、いまの方法が100%正しいと考えないこと、全ての生徒に100%正しい教育は無いと考え、日々カスタマイズしていくことが講師にとって大切なことだと考えます。
理論や仮説はあくまでも理論や仮説。
それをどう生かし、何を提供していくのかを考えることは凄く大変ですが、最高に楽しですよ♪

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