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英語が「わかる」と「できる」の違い

Nextepが提供するオンライン英会話『プラスワン英語法』では、英語の「わかる」を「できる」にするトレーニングをしています。
プラスワン英語法やNextepのレッスンは、スティーブン・クラッシェン氏が提唱した第二言語習得の仮説「インプット仮説」や、メリル・スウェイン氏が提唱した「アウトプット仮説」を、重森ちぐさやスクールの講師が試行錯誤しながら作りあげました。これらの仮説は、あらためてご紹介します!
今回は、英語の「わかる」と「できる」の違いと、その目的をお伝えします。
と、いうのも!!!
世の中にはいろんな英語教材があり、受講生や周囲の人が教えてくれることもあります。英語教材が多くあるのは凄く良いことだと思うのですが、
「プラスワン英語法の言っていることをマネしていましたよ!」
みたいなものが増えてきているようで・・・。ご紹介はしませんが、ほとんど同じような説明やルールの教材があったり・・。
私は英語講師をつくるグローバル講師養成講座も行い、その講座では英会話スクールの運営までもお伝えしています。それは英語を話せる人を増やしたいからです。
だから、そもそも私はプラスワン英語法の考えや、教え方が世に広まってくれるのは、非常にありがたいのです。
ですが!!
宣伝文はプラスワン英語法と同じようなことを言っておきながら、プログラムを見ると「え・・・」と感じることしかなく・・・。
英語講師をしている人から見ると、「宣伝で言ってること」と「提供プログラム」が全然違うことはすぐにわかるのですが、一般の人からするとわからないですよね・・・。
「いろいろ言って、結局はフレーズを暗記するの??」
「いろいろ言って、最後は動画みるだけ??」

みたいなものが多いので。
なので、ネクステップやプラスワン英語法が真似したの?と言われないために、きちんとブログに書いておこうと思った次第です。というのは半分冗談で、真似されるのは仕方ないので、そのときに少しでも良い教材が世の中に増えればと思っています☆

英語が「できる」はどういう状態??

英語が「できる」状態として考えているのは、
英会話ができること
です。これはとても大切なことで、英語が話せなかった私が「英語を話したい!」と思ったときも、なんとなく「英語が話せたらいいなぁ」と軽く考えていました。
外国人と英語で話ができる状態。外国人と英語で話ができる状態ってどういう状態?とは、
自分が必要なコミュニケーションを英語でとれる状態
です。
英語ができるというのは、多くの英単語や文法を知っていることでも、よく使うフレーズを覚えることではないと考えています。
プラスワン英語法の無料レッスンでは特典をお渡しするときに、「自分が英語でやりたいこと」を考えてもらいます。
自分が英語を話したい目的や話している状況をイメージできないと、間違った学習方法をしてしまいます。
外国人と英語でコミュニケーションがとれる状態が、英会話ができる状態ですよね!

英語が「わかる」と「できる」の違い

「わかる」と「できる」の前に、「わからない」がありますが、日本人は英語を義務教育で習うので、ほとんどの人が程度の差はあれ「わかる」の状態です。「忘れた」人は「わからない」になりますが、その原因は「わかる」のまま「できる」にしなかったから。
「わかる」は(なんとなく)理解している状態
「できる」は相手に伝わる状態
別の言い方をすると
知っている英語 =「わかる」
英会話で使える英語 =「できる」
だから「英語が言えない」ことのほとんどは、「わかる」けど「できない」状態なのです。英語を話す場面で話せず、あとで考えたら「こう言えばよかったのかぁ〜」と気づく状態。
言いたいことがすぐに英語で言えるのが「できる」状態。
いくら英語の知識があっても、会話で出てこないと意味がありません。必要なときにすぐに取り出せる英語が英会話に役立ちます。
英語が話せなかったときに、考えてみましょう。

  • 英語の知識が足りなかったから話せなかったのか
  • 英語を取り出せなかったから話せなかったのか

中学英語で日常会話の7~8割は話せます。もし、中学校で習った英語を「できる」にしていれば、わからない単語がありながらも多少の日常会話はできていますよね!

英語が「わかる」を「できる」にするには?

ズバリ!トレーニングです。それ以外の方法はありません。
英語の勉強を続けていても、ある日突然「英語が話せる!英語が聞ける!」とはなりません・・・。英語を話していくうちに、わからないことが減り、聞き返すことが減り、聞き返されることが減っていきます。
ひとつひとつ知っている英語を使えるようにする。重森ちぐさのYoutubeでも、英語を話せるための方法をご紹介してます。
大切なのはアウトプットすること!!
講師の方でも勘違いしている人が多いのですが、アウトプットは「リピートアフターミー」で、言われた英語を反復することではありません。
メリル・スウェイン氏が提唱した「アウトプット仮説」を知っていれば、ぜ〜〜〜ったいに「リピートアフターミー」というレッスンにはなりません。(笑)
アウトプットとは、
自分で英語をつくって話すこと。
言いたいことを英語で話すこと。
です。「言いたい英語を言えるようにする」トレーニング。お腹が減った、●●に行く、家に帰る、●●が欲しい、電話をかける、というような簡単な英語からでも話すこと。
●●というフレーズは、こういう意味です。と覚えたりするでなく、「これは英語でなんて言えばいいんだろ?」と疑問を持って、言えるようにするトレーニングです。
さらにフィードバックを受けるところまでが、トレーニングです。
アウトプットすることで、いろんな気づきがあり、それが成長につながりますが、それは「アウトプット仮説」の説明でご紹介しますね!
スティーブン・クラッシェン氏の第二言語習得「インプット仮説」とメリル・スウェイン氏の「アウトプット仮説」

アウトプットとフィードバック

私はアウトプットにはフィードバック(評価)を含めると考えています。フィードバックがないアウトプットはアウトプットではありません。
フィードバックとはなにでしょうか?
伝わったのか、伝わっていないのか?
正しく言えたのか、そうでないのか?
を評価することです。もちろん外国人に話してみてもOKです。
評価があるからこそ、「できた!」を感じることができますし、できなかったときに課題が明確になる。課題を克服して「できた!」になると、英語中毒になります。(笑)
講師がいるとフィードバックのレベルがあがります。フィードバックのレベルがあがると、英語の習得が早くなります。
講師の力量は、生徒に対してどのレベルで、どういう評価をできるのか?でわかります良い講師は7:3の割合で生徒に英語を話させます。もちろん7が生徒です。
独学が難しい理由も、フィードバックがないからですね。オンライン英会話で非ネイティブの英語の先生と話しても、なかなか上達しない理由もフィードバックの能力が必要だからです。誰でも教えられる仕組みで教えているからです。
Nextepの講師のほとんどを(外国人より人件費が高い)日本人にしているのは、フィードバックを大切にしているからです。レベルにあったフィードバックをして、原因を考えて、改善策を伝える。そこにはスキルや知識も必要ですが、熱意も必要なのです。
ちなみにフィードバックを受けるコツは、できなかったことを凹むのでなく、できたことを楽しむことですよ!
ポジティブ大事です。(笑)
アウトプットとフィードバックについては、こちらの記事で詳しく書いています。
英語のアウトプットとフィードバックとはこういうこと!!!!!

英語が「できた!」のメリット

「できた」のメリットは、英語が通じて嬉しいと感じるだけでなく、成長を感じることができて、英語が楽しくことです。
「わかる」の成長はテストではかることが多いですが、「できた」の成長は「伝わった!言えた!」「聞けた!」ではかります。
英会話ができるようになるためには、継続することが大切です。
継続というのは英語を習い続けよう、ということでなく、英会話をする、英語に触れる環境をつくってしまうことです。
継続するためには、楽しくすることです。
英語の楽しさは、成長を実感することです。これは凄く大切です!!!!
私の英会話スクール(オンラインでないスクール)は子どもが中心ですが、子どもは親に言われて英語を習うケースがほとんどで、英語を習得するメリットも知らないし、モチベーションは高くありません。
そんな子どもに英語を学ばせるために、おもちゃやご褒美を使うスクールがありますが、うまくいきません。
子どもは「できた!」が嬉しいので、小さな成功体験を積み上げると英語が好きになり、英語力がアップしていきます。
大人も同じですよね!
プラスワン英語法では1日15分の勉強禁止にしていますが、これは集中力を保つためです。
子どものレッスンでは15分以上同じことをやると集中力が切れて遊びだすので、テンポよく「できた!」をつくっていくことが大切なのです。
「できた!」を感じることで楽しくなり、好きになる。
好きになるから継続する。
継続するからレベルアップする。
この成長サイクルができれば、自然と単語やフレーズが増えていきます。暗記は不要ですよね。言いたいことを自然と覚えていくので。
逆にいうと、「わかる」を増やしても「できる」かわからないので、不安になり、楽しくなくなり、やめてしまう・・・ということですね。

まとめ

  • 英語を話せるようになるためには、英語を続けること。
  • 英語を続けるためには、楽しくする。
  • 英語を楽しくするには、「できた!」を感じる。
  • 「わかる」と「できる」は違う。
  • 「わかる」を「できる」にすると、英語は話せる。
  • 「できる」が増えると、「わかる」も増える。

ぜひ英語を楽しんで、世界を広げましょう!