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小学校は誰のための物なのか?

小学校で5年、13校を担当していた頃、子どもたちの笑顔は最高でした。子どもたちだけの事を言うと申し分ないくらい苦労すら楽しかったです。子どもへの気持ちが増えるにつれ、公教育という壁が私にはストレスとなり、引退をしました。

引退した理由

この英語教育ではいけないという確信があっても、公教育という檻の中に入ると従うしかない。工夫はもちろんするけれど、軸事態が違うのに…ううううううう~
どんな事が起こっていたかというと、
小中連携という事で、中学校の先生が小学校の英語授業に来られました。
テーマはWhat’s this?
 
私はクイズ大会をしました。子どもたちが班になり各班がそれぞれクイズを考え提供する。せっかくだったので中学校の先生方もクイズに参加。
ある班は漢字を使い「青猫機械」What’s this? ➡ ドラえもん
ある班はジェスチャーを使いモノマネ。 その頃はスケート選手の羽生結弦選手が話題でした。
 
子どもたちは自分たちで考えたことを共有できる楽しさで笑顔満点でした。
その後、小中の先生が集まってフィードバックを行うんですが、そこで…としたことがありました。
 
「人のモノマネをした班は英語を間違っている。人にWhat’s は使わない。」
 
仰る通りです。英語の正しさを求めれば正論です。そういう話を聞くと私のテンションは一気に下がる。(笑)
 
英語の正しさよりも、英語を使う楽しさをまず指導すべきではないのだろうか?
そして何より、そんな事よりも子供たちの頑張りや表情取り組みについてフィードバックすべきではないだろうか。と思ってしまうお気楽な私。
 
またある時は、思い切って教育委員会に「フォニックスを学ぶべき」と言ってしまったら「それは国が考えることであなたが考える事ではない。」とチーン。
 
どーしても自分の気持ちに割り切ることができなかったため、ストレスたまりまくりで「辞める」決意をしました。
 

小学校は誰のためにあるのか?

今も小学校1校を受け持っています。現在英語の与えられている時間は35時間。しかしコンセプトが違うため、私たちが行っている英語活動はその実数には認められませんので、学校独自で導入しています。
 
私たちのカリキュラムは週3回15分英語に触れるというもの。
①基礎をしっかり作る。
②英語を使って表現する楽しさを学ぶ。
③できるから楽しいにする。
 
学校の先生方と協力体制の中行った結果、与えられている35時間よりも圧倒的に少ない時間で成果が出ている。そして何より子供たちが活き活きしている。半年くらいで6年生に関しては3単現を使い文章を作ることを楽しんでいます。
 
こうやってこのプログラムができたのも、全てこれは大人が子供たちの為に考え、プログラムを立て予算を考え行動した結果。初めて小学校が変わるかも。って思った瞬間でした。
 
でもやっぱり壁はある。一番の壁は「予算」
 
来年度はどうしようか?そんな話し合いになり、やはり公教育という壁をものすごく感じてしまった。
せっかくココまで子供たちの力も伸び楽しんでいる。先生方も英語の指導に慣れている。次のステップへ行きたい。でも、、、文科省の檻が見えてきた。
 
子どもたちの場所のはずなのに、子どもたちにとってどれだけいいと思っても大人の事情で、できない事が山積みにある。もちろんお役所さんたちの考えがあって、仕事は私には分からないけど、なんだかモヤモヤする。
 
予算…
 
保護者の方と話し合いをしてはどうかと提案したが、それもできないそう。
保護者も続けてほしい、生徒も頑張ってるし、やりたい、学校の先生だって熱意あって続けたい。
私たちももちろんお手伝いしたい。
 
でも、今はどうするすべもない。さて、私、どうするか?大きな課題だなこれは。
 
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